こんにちは、鳥塚ルミ子です。
昨日はお華稽古の日でした。
私の華道界での雅号は瑠弥呼(るみこ)といいます。

和の習い事
例えば華道、茶道、着付けもそうですが
今日始めて明日すぐにできるものではないです。

言葉を変えましょう。

知識やテクニックも学びつつ、
その時々で活ける時間、自分と向き合い、
自分の生き方や経験、感情などと融合させながら(融合させようとしなくても反映される)
作り上げていくものではないかと思います。

だからたとえ2019年4月7日12時現在、ここで完成!というものがあったとしても
鳥塚ルミ子の作品として完成ではない。
自分がこの世を去ったとしても完璧な100%の作品には到達できるとは思えないため
言ってみればずっとゴールがないといった感じ。。。でしょうか。
私自身は、草月流師範代をとってますが
まだまだ学びの途中であり、偉そうな事は言える立場にはありませんが
学び始めた頃、「お華はゴールがない」と先生がおっしゃっていた言葉が今更ながら少しだけわかるようになったかなと。
そんな風に思っています。

昨日、先生に「るみこさんのお華は『京都未生流(きょうとみしょうりゅう)』の雰囲気があるわよね」とのこと。

京都未生流は、王朝以来千二百余年の長い歴史と、すぐれた文化遺産を数多く持つ京都に生まれ育った伝統ある流派として親しまれています。
京都未生流の創流は、未生斎一甫が文化4年頃に創始した未生流のいけばなを研修していた松寿斎華岳が、山野の植物は言うまでもなく、自己の栽培した草木と未生流の花型理論との比較研究の実践を通じて「京都未生流格花の花矩」の確立に着手した明治16年としています。
松寿斎華岳が逝去した昭和4年、一閑斎雙鶴が二代家元を継承し、松寿斎が36年間にわたる格花研究の集成として、大正8年に完結させた「京都未生流格花秘伝抄」に、時代に即した新たなる解釈による展開と、永年の大住院以信立華の研究の成果としての「京都未生流立荘華」を創定し、昭和54年の宗家となるまで、昭和の激動期を「足で生ける」を信条として花一筋に生きました。
昭和54年、三代家元を未生斎司頌が継承し、現代美術の世界でも活躍し、その思想を反映させて、古典の保存と継承にとどまることなく、創流以来百二十余年の伝承を糧とし「新しい伝統の創造」をめざして、いけばなと他のメディアとの結合による、独特ないけばな表現を展開しました。(京都未生流HPより)

実はお華を学び始めた頃、ある華展で見た京都未生流のお華に衝撃を受けたのですね。
お華ってここまで表現できるんだ!とその作品にくぎ付けになった記憶があります。

先生にその話をしたら、その時のインパクトが残っているから
自分の作品に反映されてるんじゃないかと。

草月流もまだまだ学び続けますが、
京都未生流のお華もいつか体験してみたいなと思っています。
昨日の花材はつつじ、チューリップ、ガーベラ、ハラン、ドラセナ。

頑張って二杯。一杯目橙色の花器で。鳥塚瑠弥呼作。※瑠弥呼(るみこ)は雅号

二杯目は白のコンポートで。鳥塚瑠弥呼作。※瑠弥呼(るみこ)は雅号

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